野球と競馬が好物の男の雑記録

医療機器セールスをしている私が仕事のことなどなど書いてみます

【記憶に残っている、あの日】

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

 

ちょうどお題にあるようなことを書いていこうと思っていたので、お題に沿った

形で書いていければと思います。

 

私には人生で忘れられない日があります。

 

それは今から5年も前になることです。

 

当時、私は北海道で医療に関わる仕事をしておりました。

営業職でしたので、日々医院を訪問して、お客様との関係を深め、

時には製品の紹介、時にはお客様の問題解決、はたまた世間話の相手、、、

など忙しい日々を過ごしておりました。

 

1日に10件以上のお客様を訪問しており、お昼休憩もまともに取れるような

環境ではありませんでした。

 

全てが車での移動です。北海道なのに社用車が軽自動車でしたので、

冬道は特に慎重に運転をしておりました。

 

そんな忙しい日々の中でのあの日、あの時は急に訪れました。

 

とある医院から出た際に、一本の電話が。

 

機械が壊れてしまったから、すぐに来て欲しい

 

こんな電話がお客さんからあり、私はすぐに返事をし、医院へ向かいました。

冬の北海道、当然雪が積もっており、スピードも出せない。

安全運転には充分気をつけ、そんな中でも最速のスピードで医院へ向かって

おりました。

お客様のピンチはすぐにでも救ってあげたい、そんな気持ちです。

そして30分ほどでようやく到着。

上着も着ることなく、工具を持ってすぐに医院へ走り修理にあたりました。

 

とても複雑な修理。早く直さなければ、診療に影響が出てしまう。

焦れば焦るほど、汗が出てくる!落ち着け、俺!!

そう自分に言い聞かせながら悪戦苦闘。

 

それでもなんとか直すことができ、診療には影響が出ませんでした。

良かったー。安堵の気持ち、そしてドクターからも感謝のお言葉をいただき

気分は最高潮。

そんな気分のまま医院を出ました。汗は引いていたものの、寒い。

お腹が冷える。そんなことを一瞬感じましたが、気にせずに次の医院へ。

 

トラブルがあろうと、他の医院は知ったことありません。

来るのが遅いだの、なんだかんだ言われます。

そしてまた雪の中、安全運転をしながら最速のスピードで次の医院へ。

 

信号待ち。

長いなー。

まだかなー。

 

そういえばお腹痛くなってきたな。

 

ちょっとトイレ探そうか。。。

あ、でもこれは空気だから大丈夫。と。

 

ふう。

あ、青だ!進もう。

 

あれ?

お尻が暖かいぞ!

なんだろうね!

 

まさか!

空気じゃなかった!

まずい。

 

そこからの記憶がしばらくありません。

気がつくとコンビニの駐車場へ。

 

空気じゃないか。個体が出てしまっているのか。

これはまずい。

そこから営業マンならではの思考回路をフル活用し、

なんとか思いついたのが、、、拭かないと

 

ということで、不快感に負けないようにコンビニのトイレへ。

よし、多目的トイレが空いている。

まずはパンツを確認。あかん。

ズボンはどうだ!?

よし!!!!問題ない!!!

 

一旦心を落ち着かせる。

そして思いついた。

まずはパンツは捨てよう。でもこのままじゃ捨てられない。

拭いて洗おう。そして袋に入れて捨てよう。

 

そこからパンツなしでズボンを履き、コンビニのパンツを購入。

しれっと購入。お漏らし顔だとバレるので、旅行顔で購入。

店員にはなんとかバレずに済む。

 

そして再度多目的トイレに突入。

全て解決。

 

これが私の記憶に残っている、あの日となります。

 

それ以来、2度同じ経験をしています。

ただ、この経験があるから、動じることはありません。

 

むしろ手慣れたもんです。

 

皆さんも私の経験を参考に、同様なことが起きても

決して慌てることなく対応してください。

 

何も恥じることはありません。

 

そして多目的トイレはこういう時に使うこともあります。

多目的トイレには感謝しかありません。

 

以上です。